再開発協議会の設立趣旨について
平成18年8月に、地元地権者等によって設立された当再開発協議会は、三鷹駅南口周辺の魅力あるまちづくりを目指して、「三鷹駅南口中央通り東地区」(三鷹センター周辺・文化劇場跡地)の市街地再開発事業を推進することを目的としています。
これまで、ワークショップや他地区事例の見学会や再開発の計画検討などについて、毎回多数の協議会員が出席する勉強会で議論を重ね、また、事業化にむけた合意形成を進めてきました。
これからも引き続き、魅力あるまちづくりの実現にむけて、市街地再開発事業について検討を進めてまいります。
再開発協議会会長からのごあいさつ
昭和5(1930)年、中央線に三鷹駅が開業して以来、当地区は三鷹の玄関口として緩やかな発展の歩みを続けてまいりました。
戦時中には直接的な被害を免れ、戦後には商店の数も増え、多くの文人達が集い、この時期にまちとしての熟成が始まったと云えましょう。
その後昭和30(1955)年代に入って、我が国に高度成長期が訪れます。東京タワーが建ち、高速道路や新幹線といった時代を象徴する建造物や交通網が次々と造られていきました。
その時代のさなかに、三鷹駅前市街地第一(三鷹センター第一)、第ニ(三鷹センター第二)、第三(中央ビル)アパートが建てられ(昭和38〜40年)、当時の三鷹のランドマーク的存在となりました。ちなみに東京オリンピック(昭和39/1964年)の聖火ランナーもこの地を通過しました。
そのような繁栄の象徴であった3棟の建物も、既に半世紀が経過しました。その3棟の建物と同じ頃に建てられた公団住宅は、あちこちで建て替えが進んでいます。
かつて[さくら通り](三鷹駅の南、下連雀地区を北西から南東に続く市道)は用水路でした。しかし、この地域の人口が増え、田畑が減り、用水路としての役割を終え、やがて道路として姿を変えました。
時代の流れや社会の要請で、まちや建物が姿を変えていくことは仕方のない事なのかも知れません。
話は逸れましたが、私たちは単に古くなった建物を新しくするためだけにこの再開発計画を考えている訳ではありません。
これまで述べました様に三鷹は時代と共に変化しつつ、熟成を進めてまいりました。
しかしその結果、人も車も自転車も増え、三鷹駅周辺の交通にも影響が出ています。「お年寄りや車椅子の人がより安心して通れる歩道であってほしい・・・」「大きな地震や火災が起きた時に大丈夫か・・・」
また、半世紀を経た商業施設では、「建物が古いからお客さんが来ない」「魅力ある施設がないから人が集まらない」
地域内だけでなく、この地域周辺の方々からもこんな声が聞こえてきています。
私たち【三鷹駅南口中央通り東地区再開発協議会】は、この地に住む・この地で働く・この地の権利を持つ人たちの集まりです。
私たちは思っています。『ここは、三鷹駅を利用するために通過するだけのまちであってはいけない』と。
「欲しいものがあるからここへ来たい」「来ると楽しいからここへ来る」「賑わいがあるから商売も上手くいく」「お年寄りや体の不自由な方でも安心して通れる」「緑と広場が身近にある」
そんな“上手い話”を実現させるために、私たちは数多くの専門家を交えて真剣に話し合っています。そして、より多くの方々から私たちの計画へのご賛同を頂けるよう、今後ともより一層の研鑽を積んでまいります。
かつて、水が流れなくなった玉川上水に清流が復活したように、この地に潤いを与えられますように。
お問い合わせ先
三鷹駅南口中央通り東地区再開発協議会
(事務局)
東京都三鷹市下連雀3-28-20 三鷹中央ビル2階
独立行政法人都市再生機構 東日本都市再生本部 事業推進部 三鷹都市再生事務所
電話:0422−70−0556
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